SAKE NOTE 知識帖
日本酒を、少しだけ深く。
季節や造りの言葉を知ると、1本の記録がもっと面白くなります。時期や呼び方は蔵元・地域によって異なるため、ここでは一般的な目安をまとめています。
季節カレンダー
年間の目安1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
新酒・しぼりたて
春酒
夏酒
ひやおろし・秋あがり
新酒
新酒・しぼりたて その酒造年度にできたばかりの若々しい酒。フレッシュな香味が魅力です。
立春朝搾り 立春の日の早朝に搾り、祈願してその日のうちに届ける季節企画として知られます。
春酒 春向けの商品群。軽やか・華やかな設計が多いものの、法的な分類名ではありません。
夏酒 冷やして爽快に楽しめる設計が多い夏向け商品群です。
ひやおろし / 秋あがり 春に火入れした酒を夏の間熟成させ、秋に味が整った頃に楽しむ呼び名です。
日本酒の種類
純米系米・米こうじ・水を基本原料とし、醸造アルコールを添加しない。
吟醸系吟醸造りによる華やかな香りや繊細さが特徴。純米吟醸と吟醸酒の両方があります。
本醸造系一定量の醸造アルコールを使用し、軽快さやキレを整えるタイプ。
純米系の主な呼び方
純米酒現在は精米歩合の数値要件なし。米・米こうじの使用など品質表示基準を満たすもの。
特別純米酒精米歩合60%以下、または特別な製造方法を表示した純米酒。
純米吟醸酒精米歩合60%以下。吟醸造りで、固有の香味と色沢が良好なもの。
純米大吟醸酒精米歩合50%以下。吟醸造りをさらに磨き込んだタイプ。
仕込みの個性
生酛(きもと)山卸を行い、自然由来の乳酸菌の働きを活かして酒母を育てる伝統的な方法。
山廃(やまはい)生酛の山卸工程を廃した方法。生酛系酒母ならではの複雑さや酸を感じる酒もあります。
速醸(そくじょう)醸造用乳酸を加えて酒母を安定して育てる方法。現在広く用いられています。
貴醸酒(きじょうしゅ)仕込み水の一部を日本酒に置き換えて造る、濃厚で甘美な味わいになりやすい酒。
処理の違い
生酒通常行う火入れを一度もしていない酒。フレッシュさが魅力で、要冷蔵のものが多い。
無濾過一般的な濾過処理を控え、酒本来の香味や色合いを残したタイプ。
原酒搾った後の加水によるアルコール度数調整を基本的に行わない酒。
火入れ品質を安定させるために加熱処理を行うこと。タイミングと回数で「生詰め」「生貯蔵酒」などの違いが生まれます。
※ 表現は理解しやすさを優先した一般的な説明です。商品表示は各蔵元のラベル・公式情報を優先してください。
